ヌメロンカードのホープ・ゼアルを含めた強みとヌメロンサブテラー(導師ビート)の良さ
初めましての方は初めまして。クルーシャと申します。
COLLECTION PACK 2020にて、サブテラーに組み込める強力な新規カテゴリ:ヌメロンが登場したので、ヌメロンカードの強い部分とサブテラーに採用することの強みをまとめた記事を書きました。
そういえば《サブテラーの導師》もドラゴン族ですね。特に何も意味はないですが。
各ヌメロンカードのテキストをまだ知らない方もいらっしゃると思いますので、
まずテキスト紹介から入ります。
カードテキストを知っている方は、目次の2をクリックすることで飛ばせます。
目次は次の通りです。
まずヌメロンカードの効果、および強みを紹介した後に、サブテラーの現状について説明します。最後にどのような構築を目指すか、について述べたいと思います。
ヌメロンカードの強みについて現時点での自分の考えではありますが、気づいたことを一通り書いたつもりです。
まだ深く読んでいないの人向けにカードテキストの説明は纏めています。
画像はアニメ版の使ってます。
1.ヌメロンカード
《ヌメロン・ダイレクト》
通常魔法
(1):自分のフィールドゾーンに「ヌメロン・ネットワーク」が存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。EXデッキから「ゲート・オブ・ヌメロン」Xモンスターを4体まで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は1回しかモンスターを召喚・特殊召喚できない。
一番の壊れカードだと思います。
「ゲート・オブ・ヌメロン」Xモンスターを最大4体特殊召喚します。最大なので3体に抑えることができます。
《ヌメロン・ネットワーク》によりデッキからこのカードの効果を適用できるので、実質的にフィールド魔法一枚からこのカードを発動できます。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は1回しかモンスターを召喚・特殊召喚できないので、追加でモンスターを並べたりはできません。
《真紅眼融合》と同じ誓約テキストをしていて、"モンスターを召喚・特殊召喚できない"ので、1回の特殊召喚をしてもセットが可能です。
そのためサブテラーではヌメロンギミックの使用後、《地中界シャンバラ》を発動し、セットからシャンバラの効果で表側表示に変更ができてしまいます。
《ヌメロン・ネットワーク》
フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに、発動条件を満たしている「ヌメロン」通常魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ヌメロン」XモンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、X素材を取り除かずに発動する事もできる。
(1)はデッキのヌメロン通常魔法の効果を発動する効果です。
既に登場しているRUM,RDMも発動できますが、基本的には《ヌメロン・ダイレクト》をデッキから発動する使い方になると思います。テキストから分かるように、採用されにくい環境ですが《幽鬼うさぎ》は貰います。
(2)はヌメロンのエクシーズ素材を使う効果を消費なしで使用可能にする効果です。こちらも後述になりますが、攻撃力倍化の効果を使用するための効果です。
*No.2、No.3、No.4は、名称以外がすべてこのカードと同じテキストです。
《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100
レベル1モンスター×3
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時にこのカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分フィールドの全ての「ヌメロン」モンスターの攻撃力はターン終了時まで倍になる。
(1)は戦闘破壊耐性効果です。基本は(2)の効果を活用するために利用しますが、正規召喚した場合は壁としての役割もこなせます。
(2)はヌメロンモンスターの攻撃力を倍にする効果です。
戦闘耐性により特攻できます。他のヌメロンXモンスターと一緒に攻撃に行くのが前提になります。元々の攻撃力参照ではないため倍倍に攻撃力を増加させることができます。相手モンスターとの戦闘が必要なため、16倍まで増加させきることはほぼなさそうです。
《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク2/闇属性/機械族/攻2000/守1000
レベル2モンスター×4
このカードは自分フィールドの「No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードがX召喚に成功した場合に発動する。
フィールドのモンスターを全て除外する。
(2):このカードが除外された場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。除外されているこのカードを特殊召喚する。自分のフィールドゾーンに「ヌメロン・ネットワーク」が存在する場合、さらに除外されている自分・相手のXモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手に与える。
(1)はフィールドのモンスターを全て除外する全体除去効果です。(2)の効果のトリガーにもなります。《ヌメロン・ダイレクト》の効果後、No.1に重ねる運用をするのであれば、No1~4の4体で攻撃したメインフェイズ2での発動が基本になると思われます。
また、発動後はモンスターゾーンががら空きになるため、ライフを守るカードや相手の盤面拡大を防ぐカード、誘発の構えが必要です。
(2)は除外を発動条件とする帰還効果と、バーン効果です。
1)の効果でCNo1~No4を除外すれば3000のバーンになります。ETEDの先攻でもバーンを使えるのがいいですね。
《ヌメロン・ウォール》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「ヌメロン・ウォール」以外のカードが自分フィールドに存在しない場合、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。手札・デッキから「ヌメロン・ネットワーク」1枚を選んで発動する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、そのダメージステップ終了後にバトルフェイズを終了する。
《ワン・フォー・ワン》対応してます。
(1)はフィールドにこのカード以外のカードがない場合限定のため、初ターンに起動することが多くなると思います。実は《灰流うらら》効きません。
(2)はダメージは受けるもの、自身を特殊召喚しバトルフェイズを終了させる効果です。そのまま(1)の効果を起動できます。CNo1の効果後の運用が想定されます。
テーマカード、そして初動としてメインデッキにバトル終了モンスターを入れられるの偉いです。さらに(1)がフリーチェーンなのが素晴らしいです。
2.ヌメロンカードの強みと運用
強みについて、それぞれ区分して纏めました。
- 出張性能が非常に高い
- ホープゼアルによる封殺(先攻制圧の助長)
- 4体のNoモンスターの供給による盤面に対する干渉能力の高さ
- ヌメロンダイレクトの効果の制約が軽い
- 希望の記憶による多数ドローが見込める
これら5項目について、
1つ1つ解説をしていきます。
- 出張性能が非常に高い
構成要素は以下になります。
・メインギミックにゴミがほぼない
・1枚初動の枚数が多い
・ターンをまたいで除去されてもネットワークで再び盤面形成が可能
ギミックがネットワークとダイレクトで完結しており、ネットワークにアクセスすることがすなわち初動です。
そのため惑星探査車3、テラフォーミング、盆回し、ヌメロンウォール3、ヌメロンネットワーク3、ワンフォーワン2が全部初動です。いくらでも積めますね。
ヌメロンネットワークの効果でデッキからダイレクトが発動できるため、返しのターンも盤面が除去された場合、またネットワークから盤面が作れます。ダイレクトだけゴミの扱いです。
- ホープゼアルによる封殺(先攻制圧の助長)
特筆すべき強みなので、別項目として挙げさせていただきました。
テキストについては以下になります。
《SNo.0 ホープ・ゼアル》
エクシーズ・効果モンスター
ランク0/光属性/戦士族/攻 ?/守 ?
同じランクの「No.」Xモンスター×3
ルール上、このカードのランクは1として扱う。
このカードは手札の「RUM」通常魔法カード1枚を捨て、
自分フィールドの「希望皇ホープ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードのX召喚は無効化されない。
(2):このカードのX召喚成功時には、相手は効果を発動できない。
(3):このカードの攻撃力・守備力はこのカードのX素材の数×1000アップする。
(4):相手ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン相手は効果を発動できない。
ダイレクトからこのカードを正規召喚し、相手は自分のターンであるにも関わらず、カードの効果発動を封じられます。
このカードの良いところは次の2つです。
・解決する手段が限られている
・他の妨害と合わせて封殺の補強が容易
相手ターンに起動する効果であり、ドローフェイズにも起動できるため、発動を防ぐカードが限られています。具体的には《無限泡影》・《PSYフレームギア・γ》・《禁じられた一滴》になります。
これらの対策カードの発動を許しても、戦闘やリリースで除去に繋げられなければ、再び発動できない状況を押し付けられます。
ネットワーク一枚からゼアルを繰り出しているため、当然ですが他の4枚で上記のゼアルへの妨害を止めることができます。ゼアルの効果起動が止められても他のカードで妨害することができます。そのため残り4枚の手札が0妨害であることは避けなければなりません。
- 4体のNoモンスターの供給による盤面に対する干渉能力の高さ
具体的には以下の強みになります。
・スカルデット、アポロウーサ、その他リンク4モンスターやメガトンゲイル等も召喚可能
・後手から盤面を解決できる=ワンキル性能+除去性能がある
・バーン効果を有している。
まず、4体のモンスターを展開していることにより、一回の特殊召喚しか行えないものの、リンク4への変換を行うことができます。例えばスカルデッドであれば一枚からマリガンしつつ+1ドローができますし、ヴァレルソードやアストラムに加え、モンスター主体となるデッキでは処理が難しいメガトンゲイルなども出すことができます。
強みの下記2つについては、打点倍増効果と《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》の効果から来ています。
No.1~4の共通効果で打点が倍増し、戦闘耐性も持っていることから、モンスターを正面突破できます。強力な置物であっても基本的に戦闘で破壊できることが多いです。
また、バーン効果(最大3000ダメージ)を含めたモンスターの全体除外効果も有しています。バトルフェイズ後に除外効果を起動するため、基本はメイン2での発動になります。ETEDであっても先攻からバーンダメージを与えられるのは大きな魅力です。
- ヌメロンダイレクトの効果の制約が軽い
発動後、モンスターが一体しか特殊召喚できないため、特殊召喚カードを用いて先に展開することができます。例えば《PSYフレームロード・Ω》のように自主退場できるカードであれば先に展開できてしまいます。緊急テレポートから《サイキック・リフレクター》へ繋ぐとΩが繰り出しやすいですね。
また、4体まで特殊召喚する、というテキストのため、3体に抑えて特殊召喚し、ゼアルをエクシーズ召喚することで、《原始生命態ニビル》の効果が発動できません。
- 希望の記憶による多数ドローが見込める
《希望の記憶/Memories of Hope》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「No.」Xモンスターの種類の数だけ、自分はデッキからドローする
ヌメロンダイレクトまで発動できている場合、非常に強力なドローソースになっています。
罠デッキに組み込まれた場合、4ドローまで成立させればほぼ勝ちだと言ってよいと思います。ヌメロンネットワークへアクセスする過程で、うららをチェックできるタイミングはあります。
3.気になる点について
現在気になっている箇所は以下の3つです。
- 一枚初動のダブり
- ゼアル後のライフカットや、盤面を作れるメインギミックが必要
- ゼアルへの対策カードの幅が広い
- 一枚初動のダブり
ヌメロンネットワークにアクセスすることが初動になるため、テラフォーミングのような代表的なサーチカードや、召喚権を使うものの惑星探査車、優秀なバトル終了効果のヌメロンウォール(141対応)等、初動の数はかなり多いです。
ただ、初動を多く採用すればするほど初手で重なった時に役割が持てないセルフハンデスになってしまうことが考えられます。
そのため、最小限の枚数としてネットワーク、テラフォーミング、盆回しのみにしたり、または初動が被ってもいいようなギミックの混ぜ物が求められます。
- ゼアル後のライフカットや、盤面を作れるメインギミックが必要
ゼアルを繰り出すことで、相手の選択肢を大きくそぐことができますが、それだけではターンがそのまま跨いでもライフを削り切れませんし、盤面の形成もできません。
よって、ゼアルと共存できるようなギミックで、初ターンからアドバンテージであったり、盤面の蓋ができるテーマの混ぜ物が望ましいと考えられます。
- ゼアルへの対策カードの幅が広い
ネットワーク自体にうららを撃てないものの《幽鬼うさぎ》を発動されますし、ネットワークをサーチするカードにはうららを発動されます。ゼアルの効果起動に対しては、前述したように無限、γや、《禁じられた一滴》があります。特に、《禁じられた一滴》はゼアル単体への完全解答で、どの程度ヌメロンデッキが台頭するかにもよりますが、メインに《禁じられた一滴》が採用されることになると予想しています。
また、ゼアルだけでは相手の行動を封じているだけです。壊獣モンスターでリリースされたり、パンクラトプス等で戦闘破壊されると、相手のアクションを封じることができても、相手のリソースはそのまま残っています。そのため、ヌメロンカードだけの妨害にならないような構築が求められます。
4.現在のサブテラーについて
今更ですが、導師ビートについてこの記事は書いてます。
《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》、《真紅眼融合》が制限になったことにより、先攻盤面の強度が下がりました。
ドラグーンの規制は《強欲で金満な壺》との共存が難しくなり、《真紅眼融合》の規制は、ギミックの採用にインサイトも必須になり、バニラの採用枚数も増加する状況を引き起こしました。
元々、後手が強くない代わりに、先攻盤面で勝ち切れるように2無効+誘発or強力な罠(永続、神)を用意するプランを取っていましたが、《強欲で金満な壺》を採用するためにもドラグーンギミックを抜いて純粋な導師ビートに戻っていました。
しかし、ヌメロンカードの登場によって、《強欲で金満な壺》の採用は厳しくなるものの、再び強固な盤面形成が狙えるようになりました。
5.ヌメロンギミックを搭載したサブテラーの強み
強みについて以下に纏めました。
- 先攻盤面の強度増加
- 後手の攻め手の増加
- 前を厚くするカードの採用
- シャンバラへのアクセス率増加(5/9追記部分)
- 先攻盤面の強度増加
・強金で強い罠、誘発を複数引く前提を無くすことができる
・リブート・ライトニングストーム・羽根、そして被弾するようになった3戦を意識しなくて良くなる
・ゼアルの効果発動に対する安全保障
・シャンバラ維持によるゼアルの戦闘除去阻止
まず最初の二項について
後手から捲るカードの増加や、全体的なカードパワーの向上によって、永続や神を引けなければ展開系に捲られたり、サイドチェンジ後に対策カードを浴び続けて負ける試合がありました。当たり前ではありますが、強金でドローしても意味がないカードを引くことも当然あります。
ダイレクト(ゼアル)によって、強金のようにさらに運が絡むことなく、相手のアクションの封殺し、その間に盤面を構築しターンをまたげることで1ドローまでできます。
サブテラーは、導師のサイクルを回すことで、導師+妖魔+決戦(+射手、リグリア―ド)まで構えることで盤面の強度が上がります。射手やリグリア―ドのように良い状況をさらに良くする役割も持つカードを活躍させられます。ゼアルによって得られる1ターンの猶予は非常に重要です。
後者の二項について
ゼアルの対策カードを考えます。
ゼアルの効果起動に対して発動された無限、γは妖魔で見ることができます。
そして、同様にゼアルの起動に対してモンスターコストの《禁じられた一滴》を発動されても、《サブテラーの決戦》をチェーンし、それにチェーンする形で導師の効果でゼアルと導師を裏にしてゼアルの効果を守ることができます。
また、ゼアルの効果起動前にモンスターコストの《禁じられた一滴》を発動された場合は、《サブテラーの決戦》をチェーンし、それにチェーンする形でゼアルの効果を発動できます。
ゼアルの効果を起動することが如何に強いか説明しましたが、効果を発動したゼアルを維持することで、再び相手にターンを渡しても、同様にアクションをさせない状態をさらに強制できます。サブテラーはパンクラトプスなどでバトルで除去を仕掛けられても《地中界シャンバラ》の効果及び、他のサブテラーカードを用意する(1ターン目は決戦)ことで導師の裏守備効果で防ぐことができます。サブテラーと相性のいい大捕り物も戦闘回避に役立ちます。
なお、壊獣のようにリリースされた場合はどうしようもないです。発動を忘れないためにもリリースによる除去を回避するためにもドローフェイズにゼアルの効果は起動しましょう。
- 後手の攻め手の増加
サブテラーの後手捲りの手段は非常に限られており、盤面への解答として導師の裏守備効果、強い罠を複数伏せる、超融合、ドラグーンを通す、ことしかなく、罠や魔法を主体とするデッキにはサイドボードからカードを引いてこなければ、基本的にほぼ捲れません。
ドラグーン規制後は盤面を一気に荒らしてくれるカードが使えなくなり、苦しくなっていましたが、これまで説明したヌメロンギミックを使って後手捲りをドラグーンギミックの時に近づけることができました。ドラグーンの耐性や、バーン効果も加味すると若干物足りませんが、贅沢は言えません。
特に、複数モンスターを並べられた状態だとサブテラーギミックでは除去が困難なので、ダイレクトからNo1~4が倍々で戦闘除去をしてくれるだけでも格段によくなってるので改善はされています。
- 前を厚くするカードの採用
ヌメロンギミックの採用に伴って、《強欲で金満な壺》を採用することができなくなりました。それによって、前を作れるカードである《スケープ・ゴート》を採用できるようになります。エルピィがいないので、もうスケゴからのドラゴン展開はできなくなりましたが
- シャンバラへのアクセス率増加(5/9追記部分)
記事の始めの方で述べたようにスカルデットに繋げることで4ドローが可能です。
書き始めの段階では、考察を基準にして書いていましたが、実際に回してみるとホープゼアルよりもスカルデットを優先する手札パターンも多く現れました。
強金よりも掘る枚数が多い上に、マリガンも可能です。裏目としてはファンタズメイや、EXデッキを初ターンから活用すること、そして増殖するGで2ドローと交換されてしまうことです。
そしてニビルがあります。シャンバラを発動できても妖魔がセルフハンデスされます。相手のニビルもこの後腐りますが、妖魔を使わされるのは苦しいです。
サブテラーギミックを回すためにも、1枚からスカルデットに到達できるギミックとしても採用できることは非常に魅力的です。
サブテラーとヌメロンの共存について、
気になる要素としては
・ネットワークの二回目の使用が現実的ではない(5/9追記あり)
ことが挙げられます。導師を出してサイクルを回すことや、罠デッキであるため伏せを構える性質上、どうしても前が完全に除去される場合が少なくなりますし、自分から前はどかせません。
ネットワークから盤面を再び作れる強みを削ることになりますが、サブテラーにとってはダイレクトを1枚採用が望ましいと考えています。
(5/9追記)
ダイレクトを二回運用する構築を試しています。長期戦にもつれ込んだ場合や、ドラグーンサブテラー等の他のギミックに触れずネットワークのみを引いている場合に使う機会があります。
シャンバラやサブテラーに触れているときは必要ありませんが、それらが手札にないときに主軸にして戦えるようにダイレクトの二枚目は検討する価値があると言えます。
・《希望の記憶》の採用が難しい
もう一つ挙げますと、希望の記憶の採用が難しいです。これまで述べた初動のだぶつきを避けるため、現状サブテラーにおいては採用しても、ヌメロンネットワークやテラフォーミング、盆回しまでが理想だと考えています。追加で採用する場合はヌメロンウォール、そしてメタバースになると思います。
また、ネットワークの二回目の利用も考えられないことから、このカードが腐ることを考え採用を躊躇っています。構築を煮詰め、確率計算の数値によってまた変わってくるかもしれませんし、具体的に回してみて、そこから考え方を変えるかもしれません。
ヌメロンギミックの多数引き(例:ネットワークの二枚目、三枚目)が、手札に保持されたままになってしまいます。最低限の初動採用であれば、余りのフィールド魔法サーチはシャンバラをサーチすればいいですが、他に初動として採用したヌメロンネットワークのサーチカードや、ヌメロンネットワーク本体は手札で腐ったままになります。
ドラグーンギミックは手札コストとしてゴミを活用できましたが、ヌメロンカードの多数引きはそうはいきません。
理想は2ターン目、3ターン目にフェニックスやユニコーンの手札コストにしてしまうこと。もしくは、またドラグーンを並行して採用し、手札コストとして使ってしまうことが解決の手段として考えられます。
この課題のために手札コストが要るカードやギミックを、無理して採用はしたくないので、何かしら自然なギミックを見つけたいところです。現状だとスケープゴートが噛み合っているのかなと思います。サブテラーギミックだけ、ヌメロンギミックだけ、のどちらかの素引きのときでも前を作れます。
妥協して、ネットワークを複数引いたら諦めてもいいかもしれません。ゼアルのリターンが大きいですし。そもそも、40枚のデッキの初手5枚で、3枚採用のカードを2枚以上引く確率が3.64%です。
希望の記憶については、今のところ回して検証しています(5/9追記)
やはり腐る場面の方が多く、現実的ではなかったです。活かす構築にする意味も薄いと思います。
ヌメロンドラグーンギミックの両立についても検証中です(5/9追記)
構築の仮組(5/10追記)
サブテラー+ヌメロン+ドラグーンで構築仮組してみました。
あくまで例ですが、誘発と神は適当にチョイスして、ギミックの感触を確かめてます。
この構築はギミックを確かめる叩き台です。ギミック確かめるのに40にすると効率が悪く感じているので44で試しています。実践だと基本40に近づけるべきだと思います。
40枚に抑えられたので張っておきます
まだ最適ではないと思いますが、参考にしてください。
★ホープゼアルが規制されたら?
ホープゼアルが規制されても、おそらくヌメロンギミックは混ぜたままになると思います。スカルデッドのマリガン込みドローや、モンスターを4体並べるパワーはかなり魅力的ですし。
元々、前を作る力が欠けていたこともあり、ヌメロンカードは現在のサブテラーに合っているギミックです。
終わりに
サブテラーの有利・不利対面といった基礎知識から、記事の内容を踏まえた構築への落とし込みまで書き上げたかったのですが、とりあえず記事をアップしたかったのと、デッキの核となる部分やプランさえ決めてしまえばあとは環境に合わせたカードを採用するだけということもあり、記事として仕上げることにしました。
ヌメロンカードを使ったデッキの構築をしたいと思われたり、サブテラーを組む方にとって参考になる記事になっていれば嬉しく思います。
普段展開ばかり握ってますし、考察の仕方も合ってるか不安に思う部分もあります。
ですので、記事を読まれて、このメリットやデメリットが抜けている、や書くべきポイントが他にあるだろう等々思われたり、質問がある方はリプライをしていただければ対応したいと思います。
色々と考えまとめたり考察していると、「サブテラーで」戦うために取り入れるべきギミックだと感じてます。
《The tyrant NEPTUNE》のように想定外のコンボ扱いで《SNo.0 ホープ・ゼアル》も禁止になってしまったら悲しいので速攻で書き上げました。
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